聖ペテロの鍵のシンボル
聖ペテロの鍵のシンボル、あるいは天国の鍵は、カトリック教会の紋章であり、教皇権威のシンボルである。鍵は、イエスの死の前に使徒ペテロに授けられた神の権威を表す。
このシンボルは二本の交差した鍵の画像からなり、教皇、バチカン市国、および聖座の紋章に現れる。それは、聖ペテロの職への比喩的な鍵、あるいはイエス・キリストが聖ペテロに約束した天国の鍵と、拘束力のある行為を行う権力を表す。
聖ペテロの鍵のシンボルは、キリスト教美術にしばしば見られる。多くの東方正教会およびローマ・カトリックの絵画やその他の芸術作品が、鍵または一組の鍵を持つ聖ペテロを描いてきた。サン・ピエトロ大聖堂でさえ、ほぼ鍵の形をした配置をしており、これもまたキリストが聖ペテロに託した天国の鍵を示唆している。16世紀以降、各教皇のために象徴的な一対の鍵が作られ、彼の死に際してともに埋葬される。
交差した鍵のシンボルは、かつてローマの神ヤヌスおよび原初の神ズルヴァクと関連づけられており、両者とも時の神、障害の除去者、扉の守護者であった。
