涙滴のシンボル
悲しみ、死、調和、豊饒、永遠、生命、殺人、復讐のシンボル。
涙滴のシンボルは世界中に現れる。古代エジプトでは、ホルスの目に涙滴が含まれる。涙滴はハヤブサと結びつき、強さ、正確な視力、力を象徴する。涙滴のタトゥーでは、ホルスの目の涙滴はハヤブサを表す。ホルスはハヤブサの頭をもって描かれうる。もう一つの古代エジプトの涙滴シンボルは、アンクの頂部である。アンクは、文字Tの上に涙滴の形をした杖である。多くの古代エジプトの神々と女神がアンクを携え、そのほとんどは冥界と結びついていた。冥界で正義の秤を見守るマアトはアンクを携える。死者の王オシリスとその妻イシスもまたアンクを携える。アンクは最終的にキリスト教の十字架へと発展した。アンクの頂部の涙は、悲しみと死を象徴しうる。
古代中国文化では、二つの涙滴が陰陽のシンボルを構成する。このシンボルは、反対のエネルギーが調和のうちに存在することを表す。
ゾロアスター教では、ペイズリーまたは涙滴のシンボルは豊饒、永遠、生命を表す。

ゾロアスター教 – ペイズリーまたは涙滴
現代では、涙滴のシンボルは愛する人の記憶を表すために装身具に用いられる。涙滴のタトゥーには異なる意味がある。刑務所文化で発展した涙滴は、殺人または愛する人の喪失を象徴しうる。涙滴が輪郭のみであれば、殺人未遂または愛する人の殺人を象徴する。涙滴が塗りつぶされていれば、復讐と殺人を象徴する。ギャングのメンバーもまた涙滴のタトゥーをもつことがある。涙滴のタトゥーはまた娯楽産業でも人気になりつつある。

涙滴をもつ映画『クライ・ベイビー』のジョニー・デップ