錬金術シンボル

錬金術シンボルは、錬金プロトサイエンスの一部から考案され、18世紀まで要素や調合を表す記号として使われていました。これらの記号はほぼ標準化されていますが、スタイルやシンボルは錬金術師の間で異なります。このページで扱う錬金術シンボルは最も一般的に使われているものを挙げています。

錬金術は古くはエジプトやアラビアからギリシャやローマに伝わり、さらには西洋や中央ヨーロッパへと広がりました。Alchemy(アルケミー)はアラビア語フレーズの"al-kimia"に由来し、エジプト人による賢者の石またはエリクサーを作り出す準備という意味を表しています。アラビア語起源の "kimia" は、コプト語の "khem" から来ていて、ナイル川流域の肥沃な黒土を意味しています。

最も一般的な錬金術シンボルをいくつか以下に挙げます：

アンチモン- 金属のアンチモンは野生動物または人間や自然の野生的精神を象徴し、多くの場合、オオカミをシンボルにしています。

ヒ素 は初期の錬金術者の間で広く使われており、白鳥のイメージで象徴されることもよくあります。

ビスマス- 錬金術のテキストには記述があるものの、実際にはビスマスが錬金プロセスでどのような働きをしているかは明らかではありません。

銅は7種類ある錬金術金属のうちの一つです(金、銀、水銀、銅、鉛、鉄、スズ)。

錬金術シンボル

アーティスト - デイビッド・ワァイツマンとカ・ゴールド・ジュエリー


錬金術ペンダント	アルケミカル・ウェディング・タリスマン	シード・オブ・ライフ・ペンダント

アーティストより
"私のジュエリーで具現化しているシンボルは、私たち自身の本当の姿や現実世界の真の姿を見出しています。これら神聖なるシンボルは、私たち人生を完全にコントロールすることができる知識であり、私たちに影響を与える混沌とした世界や恐れ、憎しみから救い出してくれます。"

金は錬金術で使われる7種類の金属(金、銀、水銀、銅、鉛、鉄、スズ) の一つです。錬金術師にとって金とは、精神や心、魂も含めたいかなるレベルのどんなものよりも完全なものであることを意味しています。また金のシンボルは占星学の太陽も表しています。

鉄は錬金術で使われる7種類の金属(金、銀、水銀、銅、鉛、鉄、スズ) の一つです。鉄のシンボルは占星学の火星も表しています。

鉛 7種類の金属(金、銀、水銀、銅、鉛、鉄、スズ) の中で、最も古く最初から錬金術で使われていました。また鉛のシンボルは占星学の土星も表しています。

マグネシウム- 錬金術師は'マイルド・マグネシア・アース'としても知られている炭酸マグネシウム(MgCO3) である、'マグネシア・アルバ' (文字通り"白マグネシア") を使っていました。

水銀 古代ではクイックシルバーとも呼ばれ、硝酸の溶液に入れて温め、赤い水銀オキシドを作るために使われていました。クイックシルバーと硝酸の反応は顕著で、表面に厚く赤い蒸気が漂い、明るく赤いクリスタルの沈殿物が発生します。水銀は個体と液体の状態を超越し、地と天国を超越し、さらには生と死さえも超越すると錬金術師は強く信じていました。水銀は錬金術で使われる7種類の金属(金、銀、水銀、銅、鉛、鉄、スズ) の一つです。また水銀のシンボルは、占星学では同じ名前の惑星である水星を表しています。この金属は頻繁に蛇によって象徴されることがあります。