アイルランドのシンボル

アイルランド(またはケルト)の文明は非常に古く、紀元前8000年にまで遡ります。そのため、この国には豊かな遺産と非常に古い伝統やシンボルが 残っているのも不思議ではありません。 レプラコーンからシャムロット、クラダからケルト十字に至るまで、アイルランドのシ ンボルは創造的で楽しい人々を象徴しています。以下に紹介するの は最も人気のあるアイルランドまたはケルトのシンボルで、歴史、神話、伝 説、寓話などを通じて語り継がれたものです。
 




アイルランドのシンボル

クラダ

The Claddagh
こ のロマンチックなシンボルは冠のついたハートとそれを支 える二本の手ので構成されています。クラダのシンボルは 愛情や友情、 あるいは忠誠の絆を示すために使われています。右手がケルト神々の父であるダグダを表し、左手が母の女神アヌを表しているという人もいます。冠が示すのは 神秘的で普遍的なケルトの精神、ベアサウィールと信じられています。このシンボルのキリスト教版では冠のハートは神の父を表し、二本の手はその息子である イエス・キリストと精霊を表すと解釈されています。
 

シャムロック

The shamrock
こ の三つ葉の植物を見ると誰もがアイルランドを連想するこ とでしょう。シャ ムロックとは三つ葉のクローバーのことでアイルラン ドでは至る場所に生息しています。シャムロックの三つの葉が三位一体を表すことから、アイルランドの守護聖人である聖パトリックがシャムロックを使ってア イルランドにキリスト教を広めたとも言われています。他にも、ケルトの伝統ではシャムロックと数字の3には魔力があるとして、幸運をもたらす植物だとも言 われています。


ア イルランドに関連するジュエリー

アー ティスト - デイビッド・ワァイツマンと カ・ ゴールド・ジュエリー

Gordian Knot
Irish Wit Ring
Inlaid Victory Ring
ゴー ディアンの結び目
ア イリッシュ知恵のリング
勝 利をちりばめた指輪




ケルト十字

The Celtic Cross
こ のシンボルは伝統的なキリスト教十字から派生していま す。十字を囲む円は古い方法と新しい方法が融合していることを表していると信じられています。聖パトリックがキリスト教十字と異教徒によって使われていた 太陽十字を組み合わせたとも言われています。しかし、多くの歴史家によると、アイルランドの修道士は既に7世紀には石でできたケルト十字を 使っていたと指摘しています。


レプラコーン

The Leprechaun
レプラコーンと その金の壺の伝説は世界中の多くの人々に知られています。レプラ コーンは伝統的なアイルランドの民話に出てくる妖精のようなものです。緑で覆われたレ プラコーンは髭の生えた小人の老人として頻繁に描かれます。彼は さまざまないたずらや悪ふざけを楽しんでいると言われています。


アイルランドのハープ

The Irish Harp
ア イルランドのゲール族は好んでハープの演奏で客をもてな していました。以来、ハープはアイルランドで愛されるシンボルになっています。また、8世紀にベネディクト会修道士によって書かれた文書にもハープの記述 があります。1500年代に作られた硬貨にもハープが記されています。エリザべス女王1世の葬儀で振られていた旗にもハープが記されていました。また、 ハープは1798年に起こったアイルランドの反乱でも顕著に見られ、18世紀から19世紀にかけてアイルランド国旗の一部として取り入れられました。


アイルランドの三色旗

The Tricolor Flag of Ireland
現 在のア イルランドの国旗は白、オレンジ、緑の三色で描かれています。英 国の支配から 独立しようと闘ったアイルランドの民族主義者であり革命家のトーマス・フランシス・マアーによって1848年にこの国旗が使われるようになりました。中央 の白はアイルランド人(緑で表している)と英国のサポーターであるウィリアム3世(あるいは”オレンジのウィリアム・ヘンリー ” としてより知られている)との間の平和を表しています。


irish harpハー プ

ケルトの吟遊詩人によって演奏された 携帯型の小型のハープは最古の正式なアイルランドのシンボルです。シャムロック ほどの認知度はないかもしれませんが、ハープも広く使用されています。ハープはアイルランドの硬貨や大統領旗、州の紋章、ユニフォーム、公式文書などに使 われています。しかし、最も関連が強いのはギネスで、1862年にギネスの商標としてハープが採用されました。

rainbows虹 

レプラコーンを追って彼の隠した金の壺を見つけることはできるのでしょうか?多くの人々は、レプラコーンが虹の端に金を隠したと信じています。 虹の端を 見たことがありますか?興味深いことに、虹の定義の中には、”到達または実現できそうにない目標や望みまたはアイデア& amp; rdquo;とありま す。

バ ンシー

アイルランド神話に出てくるバンシー は女性の魂で、誰かが死ぬことを予兆する、別世界からの使者とされています。ア イルランドの伝統によると、誰かが死にそうになるとバンシーが近くで泣き叫びます。バンシーは特定の家族に付いていてその泣き叫ぶ声でその家族の誰かが死 ぬことを予告しています。

merrowメ ロウ

メロウまたはマロウ(ギャロウェイ) はスコットランドとアイルランドのゲール語で、他の文化では人魚と呼ばれている ものに匹敵します。これは上半身が人間で、下半身が魚の生き物です。彼らは穏やかで慎ましく、慈悲深い気質を持っています。

グロゴック

彼らは元々スコットランドのキンタイアにいた半分人間で半分妖精の原住民で、後にアイルランドに定住しました。グロゴックは北アントリムやラスリン島、ド ニゴールの一部でよく知られていて、マン島でも見つかり”フェノゼリー”と呼ばれていました。非常に小さな老人 に似ていてます が、粗くて濃い赤みがかった毛や毛皮で覆われ、衣服は身に付けず、旅でいろいろな小枝や泥を付けた変わりものです。グロゴックの個人的な衛生面に関しては 一切の記録がなく、また女性のグロゴックの記録もありません。

チェ ンジリング

チェンジリングとは西ヨーロッパの民 話や民族宗教に出てくる生き物です。一般的に妖精やトロール、エルフ、その他の 伝説の生き物の子孫で、人間の子供と引き換えにこっそり置いてくる生き物です。 時にこの言葉は子供を取られてしまうことを意味する場合に使われます。

プー カ

プカまたはプーカ(アイルランドでは ゴブリン)は、特にアイルランド、西スコットランド、ウェールズのケルト民話に 登場する生き物です。無数ある妖精民話の一つで、他の多くの妖精民話同様に、それを信じる人々から尊敬を集め、また同時に恐れられています。

伝説によると、プーカは身を変えることができ、恐ろしいものから楽しいものまであらゆるものに変身することができると言われています。時には馬やウサギ、 ヤギ、ゴブリン、あるいは犬などに変身します。しかしどんな形になってもその毛は常に暗い色です。多くの場合、光沢のある黒い馬で流れるたてがみと金色の 目をしています。

アイルランドのデュラハン

デュラハンはアンシーリーの妖精です。頭がなく黒い馬に乗って自身の頭を片腕に抱えています。その目は恐ろしく大きく常に蝿のような視線を放ち、その口は 顔の両端まで届くほど恐ろしく笑っています。頭の肉はカビ臭いチーズの色と臭いを放っています。デュラハンの持っている鞭は実は人間の死体の背骨で、時に 使われるワゴンは葬儀で使う時と同様に作られています。デュラハンが止まると人が死ぬと言われています。デュラハンが名前を呼ぶと、呼ばれた人は直ちに死 に至ります。